重複実行ガード
1. 「重複実行ガード」ノートの概要
同一対象に対して、何度も同じ処理を行わないようにするために活用できるのが「重複実行ガード」ノートです。
例を交えて、本ノートについて説明します。
ネクストエンジンで未入金の受注伝票があった場合、購入者宛に入金催促のメールを送りたいので、以下のフレーズを作成したとします。
フレーズ作成例
上のフレーズを定期実行した場合、実行時に未入金の伝票に対しメールを送る事になります。
そうすると、同一の購入者に対して何度も入金催促メールを送信することになり、クレームに繋がってしまうかもしれません。
重複実行ガード=関所
重複実行ガードとは、関所のような役割です。
重複データの判定基準はこの後説明する判定キーで設定することができます。
2.「重複実行ガード」ノートの設定方法
重複実行ガードノート|操作画面
モード
重複実行をガードする・しないを選択できます。
判定キー
重複データを判定するエコーを選択できます。
💡 例えば、判定キーを 「伝票番号」エコーに設定したとします。
「受注伝票を検索」ノートを実行し、伝票番号「123」を取得すると、伝票番号「123」は重複実行ガードの対象となります。
次回以降のフレーズ実行時に再び検索条件に当てはまった伝票番号 「123」は、
後続のノート(例:メール送信ノート)の処理に進もうとすると、重複実行ガード対象のため関所止まりとなり、後続ノートの実行対象になりません。